腰痛と整体の基本を分かりやすく解説!
- いつからか腰痛持ちになり、階段や長時間の立ち・座りが辛くなった。
- 立ち姿勢が悪いのか、立ったり座ったりすると腰が痛くなる。
- 腰が痛くなるので、休憩をこまめに取らないと長距離の移動ができない。
こんな悩みからストレスを感じる方も少なくないのではないでしょうか?
湿布を貼ったり病院に行ったりする中で、”整体”という選択肢もありますが、
- ●整体って本当に効果があるの?
- ●根本から改善ってどういうこと?
- ●改善までどのくらいかかるの?
- ●病院で改善しなかったけど大丈夫?
- ●整体ってどんなことをするの?
など分からないことが多くて、イマイチ利用できない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな疑問を解決するために、整体の効果やなぜ改善するのか、何をするのかを分かりやすく解説します。
ほかにも、簡単にできるセルフケアの方法もお伝えします。
あなたの腰痛が軽減されるお手伝いができれば幸いです。
本記事を読んでいただければ、腰痛を気にせずに生活できる体作りができるはずです。
なぜ腰痛が起きるのか
まずは腰痛の原因から確認していきましょう。
原因が分れば対策も立てやすくなります。
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姿勢の悪化(猫背)
姿勢と腰痛は切っても切り離せない関係にあります。
特に日本人の半数以上は猫背であると言わるほどです。
日本人の骨盤は後ろに傾きやすくなっているため、楽な姿勢で作業をしようとすると無意識に猫背の姿勢になってしまいます。
そんな状況で長時間パソコンやスマートフォンで作業をしたら、猫背になってしまうのは火を見るよりも明らかです。
猫背になってしまうと、体の重心が前に移動してしまいバランスが悪くなってしまいます。
腰回りの筋肉はこのバランスの悪さを補うために緊張状態になります。
緊張状態が長く続くと、血液の流れが阻害され筋肉に酸素や栄養素が届かないだけでなく、乳酸などの疲労物質が改修されず溜まることになります。この疲労物質が神経を刺激し鈍い痛みや凝りを発生させます。
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筋力の低下(反り腰)
筋力の低下も腰痛に繋がります。
お腹の筋肉が弱くなると、背中側の反らせようとする力に対応できなくなってしまいます。
その結果、無意識のうちに腰が反る様になり、反り腰になってしまします。
反り腰も猫背と同様に重心の位置が移動してしまうことで、バランスをとるために筋肉が緊張して腰痛が発生するという流れになります。
また、ハイヒールも反り腰の原因になります。
ハイヒールの場合の根本的な原因も重心の位置です。
ハイヒールを履くと重心が前に傾くので、体を反らせてバランスを取ろうとします。
この時の姿勢が反り腰であり、普段から高いヒールを履く方は反り腰になりやすくなります。
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体重の増加
体重の増加も腰痛の原因になります。
体重の増加にともないお腹周りに脂肪が付くと、重心が前にズレます。
重い物を持っている状態を想像してみて下さい。
前に倒れないように腰を反らせていませんか?
これはお腹周りに脂肪がついた状態と一緒です。
この状態では腰や背中の筋肉の負担が大きく、緊張状態が解けないことで腰痛が発生します。
また、体重の増加は関節や椎間板などにかかる負担も増えるため、椎間板ヘルニアになる可能性も高まります。
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ストレスの影響
ストレスも腰痛の原因の1つとされています。
ストレスの影響と言えば、睡眠障害や胃腸の不調、疲労感など精神的な影響が主かと思われるかもしれませんが、意外にも腰痛や肩こりとしても現れることがあります。
ストレスの反応として筋肉への血流の低下が起きることがあります。
「姿勢の悪化(猫背)」の項目でも説明しましたが、血流の低下は疲労物質が溜まる原因となり、神経への刺激を発生させ鈍い痛みやコリを発生させます。
通常は、痛みを感じると脳内でドーパミンが放出されることで痛みを抑える働きがあります。
しかし、ストレスが続いているとドーパミンの放出量が減少し痛みを抑えられないため、わずかな痛みでも強く感じるようになってしまいます。
また、ストレスの影響を受けた状態では、腰痛が悪化しまうことを心配し、必要以上に腰を保護する動きを取るようになってしまいます。、
必要以上に腰を保護する行動は腰の筋力低下を招き、本当に腰痛を悪化させる原因となるので、心配し過ぎず普段通りに生活することが大切になります。
整体が腰痛を改善できる理由
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骨盤矯正
前項の「なぜ腰痛が起きるのか」の中で何度も説明しましたが、腰痛は体の重心がズレることで発生します。
この重心のズレは骨盤の傾きによって引き起こされます。
したがって、骨盤の傾きを正常な位置に修正出来れば、重心が正しい位置に戻り、腰などの筋肉への負担が減ることで、腰痛を根本から改善することができます。
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筋肉の緊張をほぐすマッサージ
整体とマッサージは全く別!というわけでなく、整体でも施術をする過程でマッサージを行います。
筋肉をほぐさずに骨盤の矯正を行っても、固まった筋肉が動かず適切な施術ができません。
筋肉をほぐして可動域を広げることで骨格の調整がしやすくなり狙った効果を発揮できるのです。
また、筋肉が固まった状態では、施術をしても筋肉に引っ張られてすぐに元の状態に戻ってしまします。
筋肉の緊張をほぐす事は、施術の効果を存分に発揮するためだけでなく、施術効果の持続にも大きく関係するのです。
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筋力の強化
レナトス整体院では、EMS(高周波電気刺激)による筋力の強化も行えます。
EMSは電気刺激によって筋肉を収縮させることができ、腹部や背中の深層筋(インナーマッスル)の強化に役立ちます。
運動が難しい場合でも筋力維持やリハビリに効果的で、寝たままでも徐々に筋力を回復させることができます。
ただし、EMSは補助的な手段ですので、姿勢改善や生活習慣の見直しなどのサポートが必要です。
体の状態を見ながら相談して使用していきましょう。
整体が適している腰痛
一口に腰痛と言っても症状によって適切な治療法は異なります。
整体が特に効果的な腰痛は
- ●姿勢の悪さからくる腰痛
- ●筋肉の緊張が原因の腰痛
- ●ストレスが原因の腰痛
といったような、慢性的な腰痛です。
こういった腰痛は整形外科に行っても原因不明として扱われることが多く、湿布などの対症療法で終わってしまうことも少なくありません。
整形外科で解決しない腰痛こそ整体の出番となります。
逆に整体が適さない腰痛は、
- ●ヘルニアなど椎間板の損傷による腰痛
- ●脊柱管狭窄症による腰痛
- ●骨折など骨の損傷による腰痛
など、骨格や椎間板・関節などの損傷による腰痛には整体の施術では十分な効果を得られない可能性があります。
まずは医師の診断と治療を優先するようにしましょう。
整体でもそれぞれに付随する痛みや痺れを軽減させることはできるので、一度相談してみるのもありです。
施術の流れ
レナトス整体院の施術は初回のカウンセリングから施術後のフォローアップまで、一人ひとりに合わせたサポートを行います。
ここで、初診から施術終了までの基本的な流れをご紹介します。
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カウンセリング
症状の原因を探り、最適な施術計画を組み立てるための重要な情報収集として、現在の腰痛の症状や生活習慣について詳しくお聞きします。
痛みが強い時間帯や動作、過去のケガの経歴についてお話下さい。
安心して施術を受けられるように不安やご要望を丁寧にヒアリングします。
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姿勢・可動域の検査
立ち姿勢や歩き方、腰や骨盤の動きのなどをチェックし、姿勢のバランスや可動域を検査します。
筋肉の緊張状態や痛みの原因となっている部位を明らかにすることで、アプローチするべき箇所を見きわめ、個々に最適な施術計画を立てます。
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施術
骨盤矯正、姿勢調整、関節の柔軟性を高める施術など、それぞれの症状に応じて最適な手技を組み合わせた施術を行います。
例えば、猫背により腰痛が発生している場合には、骨盤や背骨の矯正を中心に施術を行い、正しい姿勢を取り戻すための施術を行います。
体の状態や痛みをこまめに確認しながら施術を行うので、初めての方でも安心して施術を受けていただけます。
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アフターケアと施術計画の提案
施術効果の持続と再発防止のために、自宅でできる簡単なストレッチや日常生活でのポイントをお伝えします。
しっかりとした改善には、施術だけでなく自宅でのケアも重要です。
また、一度の施術では改善が難しい場合、継続的な治療を提案させていただきます。
せっかく矯正した箇所が日常生活の動作により元に戻ってしまっては意味がありません。
正しい姿勢が習慣づくように最適な計画を提案し、無理なく腰痛を改善できるようサポートします。
施術頻度の目安は?
腰痛の改善には症状の重さや原因、体調に合わせた適切な施術頻度が大切です。
以下はおおよその目安ですが、実際にはもっと少ない回数で改善する方も多くいます。
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痛みが強い時期
痛みが強い時期には、まず痛みの緩和を目的とした施術を無理のない範囲で行います。
短期間で集中的に痛みを取り除くために週に1~2回の施術が推奨されます。
期間は1~2週間程度が目安となりますが、症状の改善状況に応じて施術頻度を調整していきます。
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痛みがある程度収まった時期
痛みがある程度収まってきたら、症状の回復をサポートしつつ再発しにくい体作りのための施術を行います。
痛みの改善状況に応じて施術頻度を落としていき、1~2週間に1回程度のペースにします。
この期間は3~4週間が目安です。
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痛みがほとんどなくなった時期
この記事になると、再発を防ぐためのメンテナンスを行う時期になります。
メンテナンスの周期は個人差があるので、月に1回の方もいれば、2~3カ月に1回の方もいます。
この時期の頻度や期間は、あなたがどんな体を目指しているか、どんな生活を送っているかで変わってきます。
整体は、痛みを取り除く治療院からあなたの理想を実現するためのアドバイザーへと変化します。
お客様の声
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慢性的な肩こり、腰痛で悩んでいた時にレナトス整体院に行ってみました。初回の施術で肩こりと頭痛はびっくりするぐらい改善されて嬉しかったです!腰痛は状態が悪かったみたいで週1回ペースで先生に骨盤矯正をやってもらって3回目にはかなり改善されて嬉しかったです。それから定期的にお世話になっています。近所なので歩いて行ける私のおすすめ整体院です。
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長年の自己の後遺症でずっと腰が痛く慢性化してしまい困っていた所にレナトス整体院を見つけました!納得のいく施術で長年の腰痛が通うごとに少しづつではありますが、治るのが実感できました!本当に助かりました!
よくある質問
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整形外科とは何が違うのですか?
整形外科は、痛みが発生している箇所に直接アプローチします。
MRIやX線などの機器を用いて症状の原因を特定し、薬物療法や手術などを用いて原因の除去や症状の回復を行います。
関節の損傷や変形、骨折など生活に重大な支障を与える症状は整形外科が適しています。
反対に整体が得意とする症状は、姿勢の崩れやストレスなど生活スタイルを原因とする、MRIやX線では原因が分からない慢性的な不調です。
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施術は痛いですか?
施術によっては、筋肉をほぐす過程で多少の圧を感じることはありますが、無理のない範囲で行うので痛みはありません。
不安や気になることがあればその都度調整しますのでお気軽にお話下さい。
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施術後に気を付けることはありますか?
施術後は体がリラックスした状態になっています。
激しい運動や長時間の入浴、アルコールの摂取は避け、ゆっくりと過ごすようにしましょう。
また、水分を多めに摂取し体内の老廃物の排出を促すようにしましょう。
すぐにできるセルフケア
どのストレッチにも言えることですが、1日2日やっただけでは意味がありません。
2週間、1ヵ月と続けることで大きな変化を感じることができます。
寝る前や休憩時間など時間を見つけて継続できるように頑張ってみましょう。
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膝を胸に引き寄せるストレッチ
このストレッチは、腰回りの筋肉を伸ばすことで緊張を和らげ柔軟性を向上させる効果があり、日常的なケアにおすすめです。
- 1.両足をまっ直ぐに伸ばして仰向けで寝ます。
- 2.右足を持ち上げて膝を曲げ、胸の方へ引き寄せます。
- 3.右手で膝や足をつかんで、気持ちいいと思えるところまでゆっくりと引っ張ります。
- 4.腹筋に力を入れながら、背骨を押し付けるようにして5秒間維持します。
- 5.ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
- 6.左右それぞれ5回繰り返しましょう。
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座ってできるストレッチ
このストレッチは、お尻の深部にある梨状筋を伸ばします。
この筋肉が硬くなると股関節の動きが悪くなり腰痛や座骨神経痛を引き起こします。
- 1.椅子に座り右足首を左ひざの上に乗せるように足を組み、足首が動かないように固定します。
- 2.背筋をまっすぐに保ったまま上半身を前に倒して腰とお尻の筋肉を伸ばします。
- 3.10~15秒維持しましょう。
- 4.左右の足を入れ替えて2~3回ずつ繰り返します。
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背中全体のストレッチ
長時間のデスクワークで硬くなった背中全体の筋肉を伸ばすのに最適なストレッチです。
枕など厚みのあるクッションを補助具として使います。
- 1.用意した補助具の最も高い部分をが肩甲骨の間に来るように置いて、仰向けに寝転がります。
- 2.頭を床に付け、両展をバンザイするように床に付けて背中全体を伸ばします。
- 3.2分間リラックスして背中を伸ばしましょう。
このストレッチは背骨をしっかりと伸ばして体全体の柔軟性を高めるのに効果的です。
朝と夜にそれぞれ行うことで、日常生活に変化が感じられるはずです。
まとめ
腰痛は、姿勢の崩れや筋力低下、体重増加、ストレスなどさまざまな原因で引き起こされます。
湿布や病院での治療でも改善が見られない場合、整体によるアプローチが有効なケースが多くあります。
本記事では、腰痛が発生するメカニズムや整体が腰痛に効果がある理由、施術の流れや通院頻度について詳しく説明しました。
また、自宅で取り組める簡単なストレッチもご紹介し、腰痛の再発防止に効果的な体作りの情報をお伝えしました。
整体は、慢性的な腰痛や原因が特定しづらい腰痛の解消に特に効果が期待できます。
整体があなたの腰痛改善のための選択肢の1つとして役立てることを願っています。
お困りのこと、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。