産後骨盤矯正の気になる疑問を解決!
出産後に肩や首、腰に痛みが発生していませんか?
体のあちこちが痛いのに、赤ちゃんを抱っこしたり家事をしたりと大変ですよね。
そんな産後の体のお悩みには「産後骨盤矯正」がおすすめです!
と、言われても多くの方が
- ●そもそも産後骨盤矯正ってなに?
- ●具体的にどんなことをするの?
- ●ちゃんと効果がでるの?
- ●どのくらい通うの?
などなど、さまざまな疑問や不安を感じると思います。
本記事では、そんな疑問や不安を解消するための知識を解説していきます。
体の痛み以外にも、スタイル改善やセルフケアの方法についても解説しています。
なれない育児に不安や疲れも多いでしょう。
少しでもそんなあなたの力になれれば幸いです。
本記事を読んでいただければ、育児も家事も仕事も元気に頑張れる体作りができるはずです。
産後の骨盤の変化とは?
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妊娠・出産による骨盤への影響
妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤やその周りの靭帯が柔らかくなり骨盤が広がりやすくなります。
出産時には仙腸関節や恥骨結合が大きな負担を受け、骨盤が広がります。
出産後の靭帯柔らかさが戻る時期(産後約6か月まで)に、骨盤の左右の高さや骨盤の開きなどの位置が出産前の状態に戻ります。
産後のトラブルは、靭帯の柔らかさがもとに戻るまでに骨盤が出産前の状態に戻らないことで発生します。
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産後に起こる骨盤のゆがみとその影響
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●妊娠・出産による骨盤への影響
出産後に骨盤の左右の高さが崩れたまま過ごしている方は多いです。
骨盤の左右のアンバランスは重心を偏らせ体を傾かせます。
この傾きを修正するために、無意識に首や肩、腰の筋肉に力が入り続け、肩こりや腰痛が引き起こされます。
さらにその痛みをごまかすために膝などの関節に負担がかかることで、膝の痛みや股関節痛と言った不調につながる可能性もあります。
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●骨盤の開き
骨盤が開くと、骨盤全体が後ろに傾きやすくなります。
骨盤が後ろに傾いた時、重心を維持するために背中を丸め、上半身が前に出る様な姿勢になります。
この状態が長く続くと、猫背になり肩こりや腰痛につながります。
一方で、体幹の筋力が低下している場合は骨盤が前に傾きやすくなります。
骨盤が大きく前に傾くと、腰が反るような姿勢(反り腰)になり腰椎に大きな負担がかかります。
この状態で固定されてしまうと腰痛が起こりやすくなります。
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●骨盤のゆがみと血行不良
骨盤がゆがむと、骨盤周辺の筋肉に常に大きく引き伸ばされる部分と、収縮する部分が発生します。
この筋肉の力の不釣合いが周囲の血管やリンパ管を圧迫します。
血管やリンパ管の圧迫は、酸素や栄養素などの運搬を妨害し、老廃物をたまりやすくさせます。
これにより、むくみや冷えといった症状が引き起こされるのです。
また、骨盤のゆがみは内臓の位置にも影響を与えます。
内臓の位置がずれると周囲の血管が圧迫されるほか、内臓の動きも悪くなります。
内臓の動きの悪さは便秘や消化不良のほかに、栄養を吸収しにくくなる事で食べ過ぎてしまい、太りやすい体質の原因になります。
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産後骨盤矯正の効果とは
産後骨盤矯正による変化は以下のようなものがあります。
- ●産後特有の腰痛、肩こりなどの改善
- ●体型の改善、スタイルアップ
- ●冷えやむくみの解消
1つずつ見ていきましょう。
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産後特有の腰痛、肩こりの改善
骨盤の左右の高さのズレを修正することで、重心が正しい位置に戻り筋肉への負担が少ない自然な姿勢に戻ることができます。
これにより、余計な筋肉の収縮が無くなることで筋肉の疲労が減り、姿勢が改善されると共に腰痛や肩こりなどの不調が改善されます。
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体型の改善、スタイルアップ
骨盤の開きを改善することで、下がっていた内臓が支えられ、ウエストラインが引き締まり妊娠前の体型に戻りやすくなります。
また、骨盤が正しい位置に戻り、反り腰が改善されることで、代謝が良くなり下腹がぼっこりするのを防ぐ事が出来ます。
そして、猫背・反り腰が改善され背筋が伸びることで、スタイルが美しく見え全身がスッキリした印象になります。
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血行促進による冷えやむくみの解消
骨盤のゆがみを矯正することで、血行不良の原因となっていた骨盤周りの筋肉が柔らかくなり血流やリンパの流れがスムーズになります。
これにより、酸素や栄養素の配達と老廃物の排出が促進され、むくみが改善されます。
また、血流がスムーズになることで代謝が促進(エネルギーの消費が増える)され、冷え性改善のほかに太りにくく痩せやすい体を作ることができます。
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ほかにも
血行が良くなることで疲労が取れやすくなり体力も維持しやすくなります。
また、骨盤矯正にともない背骨が矯正されることで自律神経の改善が期待できます。
自律神経が整うことでホルモンバランスも整いやすくなります。
これにより気分の不安定さが軽減され、整体のリフレッシュ効果と合わさることで産後のメンタルヘルスケアに役立ちます。
産後骨盤矯正の施術の流れ
レナトス整体院で行ってい産後骨盤矯正の施術の流れをご紹介します。
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あなたのお悩みや目標をしっかりとヒアリング
産後の体の状態や気になる不調について、丁寧にヒアリングします。
腰痛や肩こり、体型の変化にむくみなど、それぞれの症状をしっかりと確認することで最適な施術プランを作成します。
「腰が痛む」「抱っこがつらい」など育児で負担になっていることや、どのような体型を目指しているのかなどご相談ください。
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骨盤や姿勢のゆがみを専門的にチェック
立ち姿や座っている姿勢から重心の位置や骨盤の傾きを確認し、どこにゆがみの影響が出ているのかを確認します。
あわせて筋肉の状態もチェックし、施術が必要な箇所を明確にして問題点を具体的に説明します。
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産後特有のゆがみを整える優しい施術
骨盤周りの筋肉や関節を無理なくソフトに矯正する施術を行います。
産後の体はとてもデリケートなため、痛みがなくリラックスできるような優しい手技で骨盤の位置を正します。施術は体の変化や痛みの有無を細かく確認しながら進めていくので、初めての方でも安心して施術を受けていただけます。
気になることがありましたらお気軽にお話下さい。
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施術後の体の変化を実感
施術後には骨盤の位置がどう変化したのか、姿勢がどう変化したのかを説明させていただきます。
効果を持続させるための簡単なセルフケアや姿勢の注意点なども一緒に説明します。
また、施術を重ねるごとにどのような改善が見込まれるのかを説明し、継続的なケアをご提案させていただくこともあります。
負担が少なく無理のない施術プランを一緒に計画いたしますので、気になる点があればお気軽にご相談ください。
施術頻度の目安
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どのくらいの頻度で通うと効果的?
産後骨盤矯正の効果を最大限引き出すためには、最初の1ヵ月程度は週1回または2週間に1回のペースが理想的です。
骨盤が安定してきたら月1回程度の頻度に切り替えましょう。
1度骨盤を矯正しても、日常生活の動作で徐々にゆがみが戻ってきます。
定期的にケアし、骨盤が正しい位置にいる姿勢を習慣づけることで長期的な改善へとつながります。
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施術期間の目安
個人差はありますが、大体3~6回程度の施術で正しい骨盤の位置の習慣が付き、肩こりや腰痛といった症状の改善を実感できます。
産後1~2ヵ月程度が経過し、体がある程度回復したタイミングで施術を開始すると、骨盤周りの筋肉を矯正しやすいため、短期間で効果がでやすい傾向にあります。
出産直後は骨盤や周囲の組織が非常にデリケートな状態であり、この時期に過度な矯正を行うとかえって回復を妨げるリスクがあります。
ですので、産後1~2ヵ月後からの矯正が理想的です。
産後骨盤矯正がおすすめな理由
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骨盤を正確な位置に戻すプロの技術
産後の骨盤の傾きや開きを自分で整えることは難しいです。
骨盤矯正ベルトなどのグッズもありますが、正しく装着しないとゆがんだ位置で固定されてしまうこともあります。
整体院では、専門家が骨盤の位置を正しく調整し、左右のバランスを整えるため、自分で行うセルフケアよりも確実な効果が期待できます。
無理のない力で優しく整えられる施術は体に優しく安全です。
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専門的なアドバイスで安心のアフターケア
施術だけでなく、自宅でできるセルフケアや骨盤を安定させるストレッチなど、日常生活でのケア方法のアドバイスも行います。
日常生活の注意点を自分で調べるよりも理解しやすくなり、安心してケアを続けられます。
施術後も自分で骨盤の状態を維持出来るようになると、施術効果も長続きし不調の予防にもつながります。
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リラクゼーション効果でリフレッシュ
整体では、骨盤矯正をする過程で筋肉の緊張がほぐれ、心身ともにリラックス効果が得られるため、忙しい毎日のリフレッシュの場となります。
「自分のための時間」として整体を取り入れることで、体だけでなく心までリフレッシュでき、産後のストレスや疲労の軽減にも役立ちます。
よくある質問
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産後骨盤矯正を受けないと将来どうなりますか?
産後の骨盤のゆがみをそのままにしておくと、腰痛や肩こりが慢性化したり、冷えやむくみが悪化する可能性があります。
しかし、人によっては自然に骨盤が元の位置に戻ることもあるため一概には言えません。
心配な方のために早めのケアを推奨しています。
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帝王切開で出産した場合でも受けられますか?
帝王切開の場合でも産後骨盤矯正を受けられます。
ただし、体の回復を待ってからの施術になりますので、産後2ヵ月程度はゆっくり休むようにしましょう。
心配な場合は施術前にご相談ください。
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妊娠前の体型に戻すことはできますか?
完全に体型を戻すことは保証できませんが、骨盤の開きを矯正することで体型が整い、ウエストラインが引き締まりやすくなります。
代謝も上がり痩せやすくなるので、骨盤矯正を受けるのと受けないのとでは体型を戻す難易度は変わってくるはずです。
セルフケア方法
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骨盤底筋エクササイズ(ケーゲル体操)
骨盤底筋は骨盤をサポートする重要な筋肉です。
そんな骨盤底筋を鍛えるエクササイズは通称”ケーゲル体操”と呼ばれ、主に尿もれを改善する目的で行われます。
骨盤底筋を鍛えることで、骨盤が整いやすくなり産後の不調改善に役立ちます。
- 1.まず、骨盤底筋(尿を止める時に使う筋肉)を意識します。おしっこを我慢するような感覚で骨盤の下にある筋肉をキュッと引き締めるイメージです。
- 2.骨盤底筋をゆっくりと引き締め、3~5秒間キープします。
- 3.その後筋肉をゆるめてリラックスし、3~5秒間休みます。
引き締めと休憩を1セット10回として、1日に3セット行うと効果的です。
このエクササイズはすぐに効果が出るものではありませんが、毎日こまめに行うことで大きな効果がでます。
以下のサイトが参考になるので気になる人はチェックしてみて下さい。
骨盤底筋体操のすすめ~骨盤底筋を鍛えて尿漏れ予防~|健康情報|利根中央病院 -
正しい姿勢を意識する
日常生活で正しい姿勢を維持することはもちろん大切ですが、特に赤ちゃんを抱っこするときは、片側に重心をかけ過ぎないように注意しましょう。
左右交互に抱っこしたり、スリングや抱っこ紐を利用して左右のバランスを保つことで、骨盤の偏りを軽減することができます。
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ウォーキングを取り入れる
ゆっくりと意識的に歩く事も骨盤ケアの1つです。
歩くときは足の裏でしっかりと地面を踏みしめ、重心が左右にブレないように意識します。
自分の体力と相談しながら短時間でも散歩することで骨盤周りの筋肉が鍛えられる安定感が増します。
とはいえ、産後1カ月程度は体力回復が優先ですので、無理な運動はしないようにしましょう。
まとめ
出産後の体には多くの変化が生じ、特に骨盤のゆがみや開きは肩こりや腰痛、体型の崩れ、むくみなど様々な不調の原因になります。
産後骨盤矯正はこうした不調を解消するほかに、育児や日常生活での体力維持にも役立ちます。
心身ともに元気な状態で育児に向き合えるため、笑顔で過ごせる時間が増えることでしょう。
産後の骨盤ケアは育児を頑張るママへの”ご褒美”でもあります。
少しずつ体を整えながら健康的で理想のスタイルを目指しましょう。